言語・音声解析による発達障害の病態理解支援AIの開発
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案件概要言語/音声解析による発達障害の病態理解AI開発を支援
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ご支援先
国立精神・神経医療研究センター
ご支援内容
発達障害当事者の診療・研究を担う専門医・研究者が、言語・音声データに基づく客観指標を活用できる環境づくりを支援。
・外来診療・研究プロジェクトにおける会話音声データの解析基盤構築
・AI を用いた新しいコミュニケーション支援ツールの試作・評価 -
概要
- 研究課題:発達障害における言語・音声特徴を明らかにし、その解析に基づくコミュニケーション支援技術を開発。
- 発達障害当事者および対話相手の会話音声・文字起こしデータを収集・匿名化し、研究用コーパスとして整備。
- 終助詞・フィラー・質問形式・ターン構造・プロソディ(抑揚・ポーズなど)の語用論指標を自動抽出。
- ASD 特性との関連を統計モデル・機械学習モデルで解析し、臨床判断を補完するダッシュボード・支援ツールを設計。
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活動内容
- コーパス構築:診察・面接音声の収集、匿名化ポリシーの整備、書き起こし・アノテーションルールの設計。
- 特徴抽出:pyannote.audio による話者分離、LLM・音声モデルによる語用論・韻律指標の自動算出パイプラインを構築。
- モデリング:ASD 特性との関連を分類・回帰・クラスタリングで解析し、臨床的に解釈可能な指標を同定。
- 可視化・ツール化:Nanami Pragmatics Dashboard をベースに、医療者向け Web ダッシュボード・レポート自動生成ツールを試作。
- ガバナンス:個人情報保護・アルゴリズムバイアス・説明可能性を踏まえた AI 利活用ガイドラインおよび運用プロセスの検討。
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実績
- 高精度話者分離
- mp3音声からpyannote.audioによる話者分離を行い、その出力に対して形態素解析を適用することで、終助詞の出現頻度を自動集計。
- 形態素解析で特徴抽出
- Nanami Pragmatics Dashboard上でセッション×話者×指標をヒートマップとして可視化し、ASD特性との関連を直感的に確認できる環境を構築。